新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ボルトン国連大使(米)

12月5日のニュースの中に、ボルトン米国連大使が新年早々に辞任するとの速報記事が散見されます。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3440053.html

ここしばらく、The Economist誌も同大使の先行きを案じる記事を載せていました。

歯に衣着せぬ物言いが物議を醸したことは想像に難くありません。私ども国連機関に働く者にとっては組織も、仕事も難問山積というのが恒常的環境なのですが、その中で発言することは、実はあまり簡単なことではありません。変化の激しい世間にあって、問題に関する発言はその①即時性、②妥当性、③先見性、④影響に関する洞察に加え、⑤周囲への配慮をわきまえた発言でないと評価されない、もしくはそこまで配慮した発言をする人たちの集まりである(ことが期待される)、という「重たさ」があります。

そこへいきなり、苦言を辞さない同大使がやってきて、生じた混乱は一様ではなかった模様です。The Economist