新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ビジネス新機軸(ウェルネス・ブームその他)

1月6日号はビジネスのページで、健康産業を多角的に分析しています。スパやさまざまなトリートメントサービス、別コラムでコカコーラ社が新しく投入する健康飲料について。なんとなく日本の後追いだなあと思って読んでいたら、Face ValueのページではAmerican Apparelの社長・Dov Charneyが取り上げられていました。猫も杓子も中国へ、という流れに逆らって、すべて国内で企画生産するTシャツの最大手です。Textile産業で新境地を開くベンチャーの旗手、というとちょっと前になりますが日本でもユニクロ(こちらは中国を使ったビジネスモデルですが)が注目されたことを思い出します。さらにさらに、電気自動車復活ということでGMの充電式ハイブリッド車への取り組みが紹介されており、あまつさえBriefingは人材派遣会社の本家・Manpower社と雇用形態の流動化について紹介されています。

もちろん全部がそうだとは言いませんが、ここまで読んでくるとビジネス上の関心事は日本のそれもThe Economistも大して変わらないことが判ります。偶然というわけではなく、グローバリゼーションの進展や、それまでの製造業に加えて最近は文化面でも「日本発」のアイディアや商品が世界レベルになってきていることと関係しているように思えます。

今日昼同僚と食事しているときに、Sushiの次は何だ?という話になり、それはSobaではないか、という話になったのですが、健康に気を使い、味や文化で高い水準の完成度を持つ高級蕎麦店などは可能性の高い(?)ものかもしれません。

数年後のThe EconomistでSobaが特集されたりして。まんざらでまかせというわけでもない気がしています。お約束したイラクに関するコメントは週末にでも。
それでは良い週末をお迎えください。