新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

気になる手紙

1月27日号を読み進めていく中で、最初読んだときは「なるほど」と思っただけで気にも留めなかったのに、そのうちなぜか気になってきた文章があります。

それは実は記事ではなく、読者からのLettersにあった手紙なのですが。

欧州に住むイスラム教徒の方からの手紙らしいのですが、1月6日号の国連改革に関する記事について、「G4(=インド、ブラジル、ドイツ、日本)の常任理事国入りへの支持を支持しているが、イスラム教国の常任理事国入りについてはどのように考えているのか?約15億人が住むイスラム教国を加入させていないことは理事会の正当性に著しい疑問を引き起こすものである。」というのが手紙の趣旨でした。

言われてみれば、現在のP5諸国は基本的に非イスラム教国ですし、G4にしてもイスラム教はマイノリティなわけです。

では、どのようにして常任理事国を選ぶのか。妙案が、すぐには思いつかないと言う点で優れた問題提起ではないでしょうか?