新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

世界の動き

2月17日号の地域別記事を眺めているのですが、アメリカから中東アフリカ地域にかけては米大統領予備選と決定力を持つとされるカリフォルニア州の模様(共和党ジュリアーニ候補とシュワルツネッガー知事の関係等)、共和党内におけるシュワルツネッガー知事の政策的孤立、同党ミット・ロムニーマサチューセッツ州知事の保守的政策、全米で進む糖尿病、いまひとつ行動や背景が謎のチェイニー副大統領(Lexington)、自国を象徴する動物にクズリ(イタチ科の小動物)を考えているカナダ(ちょっと変じゃない?というトーン)、パレスチナ連立政権の不安定と中東和平、4つの勢力がひしめきあうエルサレムの土塀修理をめぐる綱引き、ハリリ暗殺後2年を迎えるレバノン、いかにもイラン製のEFPという殺傷能力の高い爆弾が使われているイラク、ナイジェリアの光景大統領をめぐる駆け引き、などが目を引きました。

イラクの爆弾については、ロードサイドボム、という路肩に置かれる爆弾で米軍の車両が被害を受けているようですが、EFPというのは対戦車爆弾を改良して作られた兵器で、シーア派武装勢力により使われていること、イラクでは加工不可能な部品があることなどからイラン製では?という疑惑がもたれているようです。イラン側は「話を作り上げるのが上手いアメリカのでっち上げ」という反応のようですが。

一方ヨーロッパでは、社会党のロワイヤル大統領候補についてどうやら批判的な記事が載っているようです。ここから先はまた明日。