新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

レノボの明日

2月17日号はFace valueのページでレノボのウィリアム・アメリオCEOと経営の展望に関する記事を載せています。経営陣にとっての英語および中国語の大切さ(コミュニケーション)、トップを住み分けるヤン・ユアンチン会長との連携(毎二週にかならず二時間は面談する)、アジアのハブたるシンガポールを拠点としてサプライチェーンを築きつつあること、中国国外のビジネスに重点を置くことなど。レノボが中国企業として初の国際的成功を収める会社になるかもしれない、という予測はもしかしたら当たっているのかも知れません。

Briefingのページは電子マネーに関する将来像の記事(Future of the money)なのですが、書いてあることはおサイフケータイとスイカのことばっかしで、なんというか、Futureではなく単にTodayの記事になってしまっています。強いて言えば、銀行や証券と電子決済業界の競争についてのコメントくらい(それもどっちが優位、とまでは書いていません)。The Economistの記者の想像力も、この話題について言えばこの辺が限界なのかな。