新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

欧州自動車産業の明日ほか

2月24日号のLeadersは、市場ニーズの変化に苦しむ欧州自動車メーカー、汚名挽回を内政に見出すブッシュ政権の今後、ロシアと東欧のミサイル防衛を巡る新たな緊張、世界経済の牽引役がアメリカからその他諸国に移りつつあること、ようやく交渉が進みつつあるインド・パキスタン和平、租税回避地を中心に展開するオフショア金融の実態について紹介しています。

具体的な記事は中身を読むとして、一番の見出し記事となっていた自動車産業については市場が高級車より廉価な普及車・燃費の良い小型車・環境志向の車などを求める中、高級志向中心で来た欧州自動車産業の今後について不透明感を懸念する書き方になっています。ルーマニアで生産される廉価版の小型車の成功や、韓国さらに中国からの輸出攻勢が予想される中、欧州の自動車産業がどのような戦略で対応するのか、確かに興味深いところではあります。

一寸目を引いたのは、ドイツの製造業に関して、同国製造業従事者の7人に一人は自動車産業関連ということでしたが、日本の場合はどうなっているのでしょうか。時間があったら調べてみたいと思います。