おそるべし中国自動車メーカー（？）

2月24日号のBusinessのページを読んでいて目が留まったのは第三世代携帯電話から第四世代携帯電話に移行する段階で注目される技術としてWi-Maxが触れられていたこと、と中国国営自動車会社のＳＡＩＣがハイエンドな乗用車市場に遅攻ともいえる戦略でじっくりと取り組んでいるという記事でした。

（Wi-Maxについては以下のサイトが詳しいです。）
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/bbword/10294.html

The Economistは、携帯電話技術とは異なる概念であるWi-Maxを、あたかもバトンを受ける次世代技術であるかのような絵を載せていますが、日本の携帯電話メーカーを含め、広域Wi-FiともいえるWi-Max技術と携帯電話の融合に一定の市場性を期待しているのは事実のようです。

中国で、自製技術に基づいた高級車を生産するというＳＡＩＣの取り組みは、日本の自動車メーカーにとって、一寸考えれば確かに中期的な脅威として捉えられるだけの話ではあろうと思います。今はまだ他のメディアが注意を払うところまで来ていないようですが、今後の中国を観察する上で、Roeweというそのブランドは覚えておいて損はないかもしれません。