新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

敗色濃厚?

3月3日号のUnited Statesのページはアメリカ大統領選挙民主党候補選びに関する論評がトップに来ています。象徴的な出来事として、アラバマ州のセルマという町で公民権活動記念行事にあわせ、民主党の大物が現地入りすることと同時にオバマ候補の立会演説会が予定されていたところに、急遽ヒラリー・クリントン候補も演説会を行うことにした、というものです。かつてビル・クリントン大統領が支持基盤の一つとしていた黒人層へのアピールを狙ったものであろうとの解説ですが、打つ手打つ手がオバマ候補の後追い(立候補宣言、イラク政策など)と見られ、初の女性大統領というセールスポイントも、初の黒人大統領というオバマ候補のイメージに打ち消されている、支持率も急接近しており、クリントン女史が民主党候補の道を歩めるタイミングは失われてしまった、と記事は結んでいます。

あと、面白かったのはLettersに、豊胸手術で富豪と結婚したアンナ・ニコル・スミスの死亡記事について「びっくりした」等の批判投稿が2件出ていたことですかね。詳しくは2月25日の日記をご覧下さい。