新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

伝えられない遠国の不安

5月5日号は表紙とLeadersのトップがトルコ大統領選挙を巡る同国の政情不安について、となっています。国民の支持が高いイスラム正義発展党(AK党)のエルドアン首相がグル外相を大統領に立てようとしたため、という解説付きのニュースは日本でも報道されました。でも、何でこのニュースがトップになるの?というのが素直な感想だったのですが、読んでみて納得が行きました。すなわち、この結果がEU加盟交渉に与える影響、国軍はじめ世俗派の反発、さらにはクルド人問題に端を発するイラクとの関係等、いくつもの点で不安材料に発展する可能性のあるものだったからだと思われます。

その他Leadersで目立つのは、ロシアとエストニアの関係、アメリカとイラクの関係、スペイン経済など、日本からだと一寸遠いかな、と思われる国の出来事に関する詳細な情報でした。ダウジョーンズの社長人事やウォルフォビッツ世銀総裁に関するスキャンダル等でした。

出張に来ていることもあり、あまり集中して読める時間がありません。いささか遅れ勝ちになっていますが気にせず続けたいと思います。

では。