新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

空の旅様々

6月16日号の特集記事であるSpecial report on air travelを通読してみて思うことは、あまり目新しいことが書かれていないなあ、という失望感に近いものでした。かなり身近な話題でも「へえ」を言ってしまう話がいくつも出てくるのが普通なのに、これは仕事で飛行機に乗る機会が多いからそう思うのかもしれませんが。強いて言えば、現在の飛行機は与圧といって、室内の空気圧を高めているのですが、それも金属疲労との関係でメキシコシティなみの高度2500メートルにあわせてあるのだそうですが、これが新型機だと1700メートル程度の加圧は可能だそうで(ナイロビくらいでしょうか)、そうだとすると疲れ方も多少軽くなりそうです。またサビが出るのを怖れて空気を極端に乾いたものにしてあるのが、やはり多少湿り気を持たせても大丈夫なようになってくるのだとか。インターネットやフラットベッドなど、目に見える利便性も大事ですが、やはり体調管理には気を使ってもらいたいところです。最近飛行機に乗っていると、目隠し、耳栓に花粉症の人のような大型のマスクをしている人を良く見かけます。のどをケアしているのでしょう。ビジネスクラスでマスクを配ってくれる航空会社もあるほどです。

長距離を飛行機で飛んだあとの体調管理のノウハウとして、大先輩から教わったことのひとつに、到着した日の晩にステーキを食べると疲れの取れ方が違う、と言う経験則にも似た話があり、40を過ぎた頃から実践しています。これが確かに違うのです。特に出張に出たとき、ステーキはほとんど世界中どこでも食べられる料理の一つですから、飛行機疲れに悩む方、是非やってみてください。