新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

下降線

2月16日号の後半、Europeは景気減速の気配が漂うEU諸国について。2007年の第一4半期から第四4半期にかけて、各国特にイタリアが大きく成長率を下げています。そのほかには、次から次へとさまざまな問題が人々を悩ませる東欧諸国、宗教対立というより都会と田舎の対立とも読めるトルコのスカーフ解禁(但し大学構内のみ)、ロシアとセルビアは認めないコソボの独立、東ローマ帝国に自らをなぞらえ、歴史を書き換えてでも西欧への対抗を正当化せんとするロシアなど。Charlemagneは域内農業補助金に縛られるEUとなっています。

Britainは支持基盤の質的変化に悩む労働党、外国人富裕層への課税強化案、その他英国国教会の内紛(?)についてなど。ロシアと西側の溝についてはInternationalでも再度取り上げられています。なんだかヨーロッパは暗い話題が多く、春近しとはなかなか言いがたい状況のようで。