新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

メタボと日本

何か関連性のある話題と思ってしまいがちな意味深なタイトルですが、The Economistが何かそのようなことを明示的に言っているわけではなく、週末ブログをサボってしまった結果、二つの興味深い話題を一緒に書かないとスケジュールが間に合わなくなってしまったと言うだけの話なのですが、怪我の功名というわけでもないでしょうけれど、この二つの関係ない話は実は深いところですごく関係あるような、そんな気がしています。

まずは2月16日号の最後あたりですが、Science and technologyではメタ簿リックシンドロームと糖尿病について。糖尿病患者にとって福音に聞こえる話かどうかわかりませんが、北欧系の人が持つ遺伝子にはメタボな病気に強い遺伝子があるのだとか。日本人は弱いほうなのでしょうか。また、コラムには甘さが薄い清涼飲料水こそ実は太りやすいという報告も載っていました。Obituaryは空中浮揚やビートルズに影響を与えたことで知られるヨガの行者、マハリシ・マヘシュ・ヨギの死を伝えています。

で、続いて2月23日号ですが、前半で何と言っても目立つのはLeadersおよびBriefingに載っている「ダメな日本」に関する報告です。以前「日本は人を失望させる点でとても優れた能力がある」という論調が議論を巻き起こしたことがあったのですが、今回はそのリターンマッチと言う感じ。アングロサクソン社会が小泉政権に如何に期待し、福田政権に如何に失望しているかが良く判る内容です。良し悪しは別にして、是非一読をお勧めします。論評は明日以降、いずれまとめて。