新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

イスラムの形

3月8日号です。Europeはスペインの総選挙に関する論評やユーロ政策に関する欧州中銀の対応についてなど。Internationalで面白かったのが、フェテュラ・グレン氏というトルコの宗教家が始めたイスラム学校の話題で、トルコのみならずイスラム圏の若者を対象として英語、トルコ語などをしっかりと教えることから大変評判の良いものになっているそうです(ちなみに、トルコ国内では開明的とされる同学校が、海外ではトルコ語を教えることからナショナリスト扱いされる一面もあるのだとか)。イスラムの学校というと、すぐに過激派の温床だのという報道がついてまわりますが、中庸を旨とするこのような教育機関がきちんと理解され、評価されることが大切ではないかと思います。

ちなみに、世界各国には日本が日本らしさや日本語を教えている学校がある、と言う事実をご存知の方はどのくらいおいででしょうか。とりたてて注目するほど大きなものではないのですが、ジャパンセンターなど、官民さまざまな取り組みがなされています。