新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

セカンドライフの労働者たち

3月15日の経済記事は面白いものが多くて少し進行のスピードが遅くなっています。マイクロソフトから買収をかけられているYahoo!ですが、創業者でCEOに復帰したジェフリー・ヤンがあれこれと防衛策を講じようとしている様子が報告されています。結論としては、そのどれも株主にとってマイクロソフトのオファーに見劣りするものであるため、ヤン氏の望むところではないだろうが、最終的にYahoo!はマイクロソフトの軍門に下るしか選択肢はないのではないかとの予想です。

フランスの労働者は、通常のストライキ以外にさまざまな手段を使って自らの権利を守ろうとしているようなのですが、ブログくらいは判るとして、フランスIBMの労働者が実行したのはセカンドライフによる自分たちの権利訴求だったようで、新たな手法として表彰されたそうですが、その賞状を渡したのがマイクロソフトフランスの社長さんだったとか。

Face valueではイタリアの経済同友会のような団体のトップについたエンマ・マルセガグリア女史について。42歳という若手ながら、アメリカで大学院を終えていて、鉄の加工では有名な会社の専務兼財務責任者ということで、父親の跡継ぎとしての資格も十分。

その後のBriefingは法の秩序が行き渡る国ほど経済成長が安定すると言う因果関係について。そも、法の秩序とは?そして因果関係はどちらが因でどちらが果なのか?興味深い議論です。

あと残りは今夜かな。面白かったら3月22日号のトップと併せて明日書きます。