新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

どうなるものやら

3月29日号のUnited Statesは、接戦が続く民主党大統領候補選挙の情報が面白かったです。先週伝えられたオバマ氏の教会指導者との関係をめぐるスキャンダルは、一時彼の支持率低下を呼んだものの、そう大きなダメージもなく盛り返したことに対して、ヒラリー氏はファーストレディー時代の外遊で、ボスニアを訪れた際に空港で狙撃を避けるために首をすくめて飛行機を降りたことを隠していたというウソをメディアに指摘されたことが思わぬ失点につながっているようです。いずれにせよ、漁夫の利を得るのは共和党マケイン候補との図式が固まってきたようで、もしもオバマ候補が出馬したら共和党に投票する、と言っているヒラリー支持者の数が28%と意外に多く、ヒラリー候補が出馬したら共和党に投票するというオバマ支持者(19%)を大きく上回っています。最後は民主党の利益を勘案するであろう特別代議員が、これらの点をどのように評価するか、焦点はかなり細かい話に移ってきました。

Lexingtonは、アメリカ人の保守層がリベラル層より「幸福」と感じる人が多いとの統計について。The Americasでは、肉の輸出に課税する、との政策が不人気のアルゼンチン・フェルナンデス政権についての記事が目を引きました。