新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

いま何が問題かというと

5月17日号を読み始めたところです。

まずLeadersですが、最初はサブプライムローン問題以降ダメージを回復しきれない銀行産業について。今週号は特集記事も銀行産業についての詳報です。続いては民族・宗教・政治が絡まりあうレバノンに漂う緊張について。グルジアNATO加入問題とアブハジア共和国にある飛び地をめぐるロシアの横やりについて。ミャンマーと中国の自然災害とそれをめぐる政府の対応の差異について。そしてジンバブエの大統領選挙について、最後が観光産業がアジアの都市を汚染するという話について、となっています。

Lettersで目に付いたのは、バイオ燃料が食糧高騰を引き起こしていることへの強烈な批判、そしてベトナムが経済的に離陸したのは、ベトナム戦争には負けたけれどアメリカの成果だ、とかいう信じられないほどおめでたいアメリカ人の手紙、でしょうかね。

The Economistのウェブサイトが変わったそうです。見たんですが確かにちょっと変わりました。とはいえテーマカラーの赤は同じだし、すごく変わった、というイメージではないですね。使いやすくなったというのがThe Economistの自画自賛、ですが。

http://www.economist.com/

Briefingはレバノン、Asiaは中国の大地震とミャンマーのサイクロン(ナルギス、という名前がついてます。日本ではめったに聞きませんが)、パキスタンの政治、スリランカの内戦、インドの爆弾騒ぎなど。自然災害でなかったら戦争や対立の話ばかりです。