新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

関心の度合い

5月17日号を読み進めています。忙しかったりサーバーのメンテがあったりして少し間が空いてしまいました。

日本のメディアもそれなりに伝えているようですが、いよいよ米民主党の大統領候補選定も佳境に入ってきましたね。オバマ候補の一般代議員過半数獲得を見据えて、今週のLexingtonはオバマ候補が弱いとされる白人労働者層に対しても影響力のある「オバマ支持者」の名前を連ねています。いわく、宗教関係ではオハイオ州のストリクランド知事やバージニア州のケイン知事らがオバマ氏をサポートするだろう、ペンシルバニア州のレンデル知事もフットボールとビールを愛する層と相性が良いだろう、最近オバマ氏支持を表明したジョン・エドワーズ氏もこの層には強いだろうとのこと。さらに外交問題ではクラーク元NATO軍司令官ほか、オバマ氏をサポートするとみられる有力者の名前が挙がっています。あたかも閣僚名簿の下書きを示しているかのような書きぶりです。

で、世の中によく言われる「民主党ドリームチーム」(オバマ大統領、ヒラリー副大統領説)については「オバマ氏が変革を訴える中、ヒラリー氏は90年代のあれやこれやを引きずっており、象徴的役職に満足するはずもないであろうヒラリー氏とは政策運営面で上手くゆかないのではないか、との疑義を呈して、民主党の分裂を修復することを求めるであろう党内世論の圧力はあるものの、決して代わりがいないわけではない、としています。ドリームチームが最悪は大統領の椅子を失うことにも通じかねないのでは、と。