新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

戦うことの意味

5月24日号を読み始めました。

まずはLeadersです。世界経済に忍び寄るインフレの脅威について、「良い戦争」であったはずのアフガン侵攻と、戦争の評価を変えたくないためとも取れるブッシュ政権の不作為について、外交問題に関する譲歩とイラン(チェンバレンの例を引くあたりがThe Economist)、ネット社会の膨張と共に大きくなるコンピュータの環境負荷について、ミャンマーのサイクロン被害への対応強化を求められるASEANと(事務局のホスト国である)インドネシア、実現する日が近い「頭が良くなる薬」について、という内容でした。Lettersは米大統領選挙と人種問題を絡めた記事に対するコメントや反論が多かったです(今週は2ページ)。

で、ネット版の紹介ページに吉牛のアップがどーんと載っていまして、何かと思えば東京特派員の「食」に関する報告だとか。興味があったので、のぞいてみました。

http://www.economist.com/displayStory.cfm?source=hptextfeature&story_id=11394712

スシや屋台などの食べ歩きの記事ですが、築地市場の移転に関する疑義や、なぜかウォシュレットの芸の細かさをこれまた芸の細かな描写でほめたたえる一節もあったりして(私としては、この英語のほうがよっぽど芸細(ゲイコマ)だと思ってしまいましたが)。コンビニフードはいささかお気に入りとは違うみたいですけど。その調子でぜひ日本の現状を鋭く細かく報告していただきたいものだと思います。