彼の奥さん

7月5日号、Asiaではタクシー接待をスキャンダルとして取り上げた日本のことが囲みで小さく載っていました。
それとは別に興味深かったのは、Better halfではなくBitter halfだと言われているミシェル・オバマ夫人のお話でした(Lexington)。オバマ氏が、「黒い白人」のイメージをぬぐい去れないなか、よくもわるくも彼女は「本物の黒人」で、その意味で夫のバラク・オバマ氏を補完していると言えなくもないのですが。

女性で、黒人で、弱者であることのハンディをことさらに強調するような考え方や発言に彩られたミシェル夫人ですが、はたして大統領夫人が弱者の自己認識だけでよいのか、という批判は、ことによるとずいぶんと当たっている側面もあるのかもしれません。

http://www.economist.com/world/na/displaystory.cfm?story_id=11670246