新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

国外での人気・不人気

7月19日号をネットで読んでます。またまた出張で、印刷版の配達前に家を出てしまったためですが。

まずは何といってもLeadersに出てきたオバマ候補の話でしょう。ヨーロッパでもロシアでも、マケイン候補に対して圧倒的な支持率がオバマ氏に集まっているのだそうで、それは良かったですね、と言う話と思いきや、肝心の地元では現在のところ支持率が五分五分なのだとか。

なんたってこれまでは、「チェンジしなくてはならない」と言うだけで、自分の政策の核となる部分をいわずに来ていたわけですが、そろそろ本気で話をしなくてはならなくなると、やはり見えないことのデメリットが大きく出るのではないかということですね。

http://www.economist.com/opinion/displaystory.cfm?story_id=11750395

後先になりますが、先週のObituaryでは元上院外交委員長を務めた保守派の長老、ジェシー・ヘルムズ氏の逝去が伝えられました。90年代に国際機関に勤めた人間ならこの名前は忘れたくても忘れられないでしょう。国連の非効率をあげつらって、一方的に資金の支払いを停止した、あのときの彼です。ちなみに自国政府の振る舞いに怒ったテッド・ターナー氏が(こちらはまだご健在)国連向けに10億ドルの基金を作ってしまった、という後日談もありましたが。残念ながらObituaryは、頑固な(頼れる)保守政治家だった彼のことしか書いていませんでしたが、オバマ氏が外で人気が高いことの逆モデルと言えない事もないお話でした、真逆ではないけどね。

http://www.economist.com/obituary/displaystory.cfm?story_id=11701805