新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

謎の理由

8月23日号前半です。やはりBriefingを中心にUnited Statesでも少し書かれた米大統領選とオバマ候補についての話ですかね。端的に言ってしまえば、逆風も苦戦もありうるがThe Economistとしてはオバマ支持だよ、ということが見て取れます。彼の強みは「組織を形作る点にある(Organization)」とのことですが、福井県小浜市を除くとあまり意識されたことのない日本にとっては彼が最終的にどんな選挙戦を戦って、どんな大統領になろうとしているのか、いま一つわかりにくいところもあります。いずれにせよ組織を作り上げる才能と、おカネを有効に使おうとする努力はうまくかみ合えば大変力強いリーダーを生み出してくれるかもしれないという期待を抱かせるに十分です。

http://www.economist.com/displaystory.cfm?story_id=11959309

まあ、謎は謎のまま置いておくのがよいという解釈もありえますしね。

Asiaでは、ムシャラフ大統領退陣、カシミールをめぐる印パ間の抗争、そして軍人が首相の一人としてノミネートされた隣国パキスタンについてが目を引きますが。その他共和国となって初めての政党による普通選挙が実施される予定のパプアニューギニア、王政が廃止されたあとをめぐるネパールの混乱、NGO職員拉致問題などに象徴されるアフガニスタンの治安悪化に関する記事など。さてこの続きですが、今日はもうお時間となってしまいました。
このあたりでおもしろい記事があったら明日アップしますね。

http://www.economist.com/world/asia/displaystory.cfm?story_id=11965344

あとは北京オリンピックと中国について、いささかトゲのある記事が二つばかり載っていました。加えて児童買春を売り物にしている東南アジアの観光業への顰蹙について、というのがありました。