新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

「叫び」にも似て

9月20日号のFinance and economicsには、もしかしたら表紙の候補だったのではないのかと思う見事なイラストが描かれていて、その絵がムンクの「叫び」そのもののモチーフなのですが、大手金融機関を襲ったショックを絵で表現すると、そうならざるを得ないんだろうな、と妙に納得してしまいます。

何日か前、日本のバブル崩壊を想起するに今回の金融危機は時間がかかると思う、と言うことを書いたのですが、Economic focusにも似たような話が書いてあって、すなわち1989年に設立されたRTC(Resolution Trust Companyの略だということを今回初めて知りました)とS&Lの関係を例にとり、公的資金を入れてもなるべく早い手当てのできる機関の必要性を遅かれ早かれ政府は気づくだろう、とのことでした。
http://www.economist.com/finance/displaystory.cfm?story_id=12262103

反対に(?)Button woodsでは産業に着目すれば根本的な基礎要件が大きく棄損されたわけではないことから、今回の株安で株を買った人が5年後には笑う、との観測も。さて、あなたは株を買う人ですか?それとも?
http://www.economist.com/finance/displaystory.cfm?story_id=12274062

とまあ、今週はそのくらいかな?9月27日号がすでに出回ってますが、ポールソン財務長官が表紙で、ちょっといい男だったりして。明日からこちらです。