新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

本気かも

10月4日号ですが、Economic focusは世界同時不況の元凶扱いされている米ドルの立ち直りが意外と早いだろうとの見方を載せています。

途上国の方がダメージが大きい金融危機に際して、最もインフラが整っていて、最もリスクが小さいアメリカ市場にキャッシュは早く集まるだろう、と言う見込みのようですがこの点は素直に合意です。代替市場としてのユーロはありますが、ある意味代替以上の何物でもないというのが現状かと。また、途上国といえども米ドル連動で動いている世界市場の中で生きてゆかざるを得ない状況では、自国のリスクヘッジ目的で米国資産を持ったり売ったり買ったりはしないとの目算は見事に当たっているようです。いずれにせよ堅調に投資は続いており、本紙発行の段階ではある程度強気な読みもできたということなのでしょう。

http://www.economist.com/finance/displaystory.cfm?story_id=12341545
「強気の読み」がかなり危うくなってきている今日この頃ですが。