新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ついに。。

本来は11月1日号をフォローすべきところですが。

ついにオバマ候補が米大統領選挙を制し、これで共和党政権は8年で終止符を打つことになりました。
それ以前から巻き起こっていたオバマブームに加えて、何より直近の経済問題がオバマ候補を後押ししたことは疑いようがないと思います。で、本当にオバマ大統領で経済が立ち直るのか?国民世論が評価するだけの成果を上げられるかどうかは今後にかかっていると思いますが、ひとつだけ言えるのは、アメリカ経済の疲弊を解決せんがために当座は矢継ぎ早にさまざまな政策が紙面をにぎわすだろうということくらいでしょうか。

11月1日号ではBriefingで最終的なアメリカ人の投票行動について分析しています。結論が出た後で何ですが、オバマ氏の勝因の一つに、本来的には民主党支持基盤でありながら、投票自体を棄権することの多かった若年者層を動員、彼らの投票率を高めたことを挙げていて、どこかの国の民主党もこれにならって無党派で選挙権放棄を決め込んでいる層にアプローチすれば良いのに、と単純に考えてしまいました。
http://www.economist.com/world/unitedstates/displaystory.cfm?story_id=12510415

ま、実際はそう簡単には行かない、のが日本なのかもしれません。だけど「できない」という訳知り顔の解説を聞くよりも、実際の行動を見て判断していただきたいと思うのは、人間にとって正直な反応ではないかと思います。