新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

日本の、これから

2月7日号のBusinessでは日本の電機・電子産業の凋落と、日比谷派遣村で見えた非正規労働力に対する日本のセーフティネットの薄さについて、2つの記事が載っています。

まず、電機・電子産業についていえば投資家の関心を集めるにはその図体の大きさが命取り、先端分野への投資と衰退分野への手当てを同時に行わなくてはいけない「規模の不経済」が投資家には嫌われるだろう、との分析ですが、分野株たるトラッキング・ストックが日本では解禁されているはずなので(その割によく使われている、との話は聞きませんが)、一応の手当てはなされているのだろうと。

非正規雇用に関する対応はちょっと深刻でしょうか。日系ブラジル人の窮乏など、少し前までテレビでよく流れていた映像は、時間価値が下がったのか最近あまり見かけません。ちょっと心配です。