新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

五里霧中とはこのことか

2月27日号のBusinessでは、世界同時不況の先行きが見えない中で、企業がどのようにして事業計画の信頼度を上げるか、また即時性をもって状況の変化を把握できるかという課題に取り組んでいる中で、情報ネットワーク大手のCiscoが経済変動を察知して数値化するシステムを開発したことを報告しています。

もしもそんなシステムがあって、取り組むべき課題がすぐに見えるようになるのであれば、計画も立てやすかろうと思うのですが、世界規模でオペレーションしている企業の中には数字の一人歩きを怖れてか、あえて数字を出さなという企業もあるようです。ある意味で開き直り?でしょうか、「数字なんて、作っても作らなくても大して変わらない」というくらいの覚悟があっても良いのかもしれません、こんなときには。