新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

笛吹けど。。。

3月28日号のButtonwoodですが、株式投資の利回りについての興味深い論評でした。いわく、株式投資のリスクプレミアムは歴史的に見ると年率4%程度となっているが、実勢に基づいて考えると5.3%くらいと、現状の低い配当性向によって高めに評価される(出発点が低いので)、とのこと。また、一般的なキャッシュに対するリターンは、企業がもたらす利益率にくらべて5%ほど低いのだそうで、中央銀行が定める利率が企業利益率より低いことの一つの理由としても投資家を後押しすることを期待しているのだとか。残念ながら日本のゼロ金利は株式市場への刺激にはつながらず、バーナンキガイトナー組の「売り」政策も株価を押し上げる効果はいま一つ、という話です。

なんだかもっと違う所にツボがあるような気がして仕方がないのですが、うまく表現できません。ただ、インドや中国の若さと言うか、エネルギーあふれる姿がアメリカや日本の現状とはあきらかに異質の価値をにじみださせているような気がしているのは私だけではないと思うのですが。