新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

お約束の。

5月2日号のWeb版が流れてます。

豚インフルエンザがLeadersのトップで、Briefingはパキスタンとタリバンについて、United Statesは「オバマの100日について」と面白そうな記事が続く中、Asiaで目を引いたのは麻生首相の訪中と、この機会にぶつけたかのような中国の南京大虐殺に関する新しい映画の公開についてのお話です。記事は、まあ大したことなくて、日本の戦争犯罪に対する中国の態度がやや軟化した、みたいな話なわけですが、最近とみに過激な発言がやかましい中国人もしくは親中国の投稿家からのコメントが読者コメントを騒がしくしています。そのわりに投稿数が少ないのは、例によって日本人もしくは親日の投稿家があまり真正面からの反論を書き込まないためかとも思われるのですが(約一名、原爆投下の非合法性をきちんと反論してくれた方が居て、感謝です)、「経済協力はローンにすぎない」という誤解があったので、「技術協力の意義は常に劣後におかれる」ことへの不満を反論としてアップさせていただきました。

なんというか、この記事は、中国人投稿家の「ガス抜き」を狙ったThe Economist編集部による「見せ球」のような気がしています。でなけりゃ今なぜ麻生訪中を書いたのか?ITの、ソースコード公開義務化のほうがよっぽど大事なんじゃないの?と思ったら、そんな書き込みをしてくれた人が居たので、素直に「同意」とレスしておきました。