新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

前途多難

5月16日号です。

Leadersのなかで目を引いたのは、イスラエルのネタニヤフ首相とアメリカのオバマ大統領の会談の様子を伝える記事ですかね。アメリカの呼びかける和平推進案に対して、強硬派といわれるリクードのネタニヤフ氏はあっさりと拒絶を伝えた模様ですが、締め付けを緩めればそこからロケットを撃ち込まれるイスラエルにとってはある意味で「それしかない選択」なのでしょう。国際社会との対話に柔軟なファタハが勢いを失い、一貫してイスラエルとの徹底抗戦を志向するハマスが強い(特にガザ地区では)現状を考えるに、道は遠いという思いを新たにせざるをえません。

領土問題というのは、洋の東西を問わず大変に難しいテーマなのですが、であればこそ例えば北方領土にしても、竹島問題にしても、交渉を通じた解決を図り世界に先駆けた先例とする、位のビジョンがあっても良いように思います。

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