新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

歴史を曲げるクセ

10月10日号のAsiaです。

なんとまあ、と思ったのは、中国に関する囲み記事で「中国の歴史教科書は、共産党政権のために都合よく歴史を歪曲するクセがある」「生徒は通常教科書の記述をそのまま覚えさせられる」「歴史と、歴史物語の区別がない」等々、これでもかと言わんばかりの批判フレーズが並んでいます。

過去からずっと、The Economistはこうなのですが、さすがにいささか食傷気味です。読者のコメントもおそらくは若い人と思われる方からの、満州や韓国がかつて誰の領土だったか云々といったお決まりの投稿が続いていて、はいはいどうぞご勝手に、と言う雰囲気ではあるのですが、何も言わずにほうっておくのもどうかと思いましたので、専制体制の国で歴史を政治の道具に使うことはどうかとして、裏づけのあるとらわれない議論をしたほうがよいのでは?という投稿をアップしておきました。