新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

クレジットカードの御代は?

10月10日号のEconic focusです。アメリカと違って日本は未だに現金払いなのですが、今日はその弱みをついたような話の持つ意外な弱みについて。現在クレジットカードは全世界で普及していて、発行会社が取る手数料はと言えば1%から0.4%程度となっているそうですが、それでもまだ利幅が厚いとの批判もあるようです。

先日、日本の「ポイントカード」なるサービスについて勉強する貴会があったのですが、ポイント幅が大きくなるほうがよいということで、この場合はクレジットカードと違い、ノミナルには10%を超えるポイントをつけているところもあるようです。ただし、ポイントを使わずにそのうちに忘れられてしまう率も4割程度あるのが現状だそうで。とすると、期限が切れたポイントは「営業戻し益」と言う勘定にまとめられて会社の儲けに戻ることになるので、ノミナルなポイントが大きくてもさほど損にはならないのだとか。財務諸表に沿った考え方をするなら後者、ちがう角度、すなわちクレジットカードのように利幅がそれほど大きくなくても確実な儲けを目指すなら前者、ということですかね。