新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

立ち往生?

10月31日号のLexingtonは、就任一周年を間近に控え、その成績や手腕にいやでも注目が集まるオバマ米大統領についてでした。で、残念ながらイラク、アフガン、国民皆保険、地球温暖化対策のどれもが未だ解決途上にあり、最も周囲の心配を招かずにいられないらしいことは、いつになればこれらが解決するのか、道筋さえ見えていない事項ばかりということではないかと思われます。

国民皆保険はアメリカ単体でのことでしょうから、国内の関係者が同意しさえすれば何とか立ち上がるものと思いきや、それがそうでもないということのようですね。それ以外は外国との難しい調整に加え、国内世論の統一が全くはかれていないと言うシロモノです。はたしてオバマ大統領はこの難局を乗り切れるのでしょうか?

「変化には時間がかかる、大きな変化にはさらに多くの時間がかかる」というのが一時期より小さくなった支持者の集まりへ彼が投げかける言葉だそうですが、時間を書けるのは仕方ないとして、変化のための切実な動きがどこでどのくらい見えているのか、鋭敏な有権者としては其方のほうが問題ではないのかと、ついつい思ってしまいます。