新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

予兆

12月12日号のLeadersトップは「トヨタのちょっとした間違い」というようなタイトルで、全般的にぱっとしないトヨタの最近、特に財務状態についてやや気の早い警告?とでも取れるような記事になっています。仮にトヨタが苦しいとしたら、いやらしく続く円高にその主な理由があるような気がするのですが、記事では為替のことはほとんど触れられていません(このあたり、記事の信ぴょう性に疑問符が付く要素でもありますね)。

で、読者コメントで興味深かったのがトヨタの販売態度がSuperiorである、という意見が複数出ていたことでした。辞書で引くと「傲慢な」、とか「上に立った」という訳が目につきます。同時に、デザインがぱっとしないこと、そして費用対効果が必ずしも高くないことについての意見も目立ちました。

The Economistの記事はこの際読み流したとしても、これら(主に北米の)消費者の声は傾聴に値するものではないかと思います。それが巨人トヨタの凋落につながる予兆でないことを祈りつつ。。。