新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

落ち目?でもなかなか。

12月12日号のBusinessですが。
まずはアメリカの企業統治に関して、取締役会が対応しなければならない規制がどんどん増えてきていて、取締役の仕事も様変わり、という話。アメリカのように所有と経営の分離が進んでいる国ならではの話と思いますが、日本にそのままあてはめて考えるのは難しいように思います。

インドネシアの石炭産業が、周辺諸国の堅調な需要に支えられて好調、という記事も目を引きます。地球温暖化対策から言えば目をむくような話なのかもしれませんが、中国産に比べて良質な同国の石炭は、中国が輸入するくらいなのだそうで。石炭は落ち目かと思いきや、なかなか頑張っているということのようです。

落ち目と言えば、AOLとYahooの経営改善計画についての記事はあまり芳しいものではありませんでした。会員収入は落ちる一方で、特にAOLは同じく不調の広告収入(それでも比較的堅調)に経営の比重を移す、という経営方針のようですが、うーん。日本では好調のYahooなのに。時になんで日本ではYahooが強いのか?定説があったら教えてください。