新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

比べてみれば

最近あまりじっくり見たことがなかったのですが、今日はひさしぶりに12月12日号のEconomic and financial indicatorsに目を通してみましょう。

といっても、全体感は推して知るべしで、どこを見ても(特に日本については)あんまりよいことは書いてありません。象徴的だったのは、日銀短観にあたる「CFO1000人に聞きました」というDI値(好調と答えた人の数から不調と答えた人の数を引く)のグラフに、アメリカ、EU、アジアに加えて「中国」というカテゴリができていたことでしょうか。ちなみにこのグラフは今年の5月の調査によるものだそうで、しばらくネットに同じものが出ているみたいでした。

あとは、世界各都市の生活コストの面でトップ2が東京と大阪です。円高のせいだとは思うのですが。それと、いささか不満(?)だったのは、「Eビジネスを始めるとすると」というランキングで、日本の都市がトップ20にも入っていないことでした。インターネットのインフラや制度面で遅れているとはとても思えないのですが、ひとつ心当たりがあるとすると、GSMの携帯電話が使えないことでしょうか。意外に思われるかもしれませんが、関東近県でGSM特区みたいなところができたとすると、一気に外人の数が増えるような気がしています。外資導入政策としてはもってこいでは?