新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

内憂、といえば

12月19日号のLeadersには、中国政府の現状に関する興味深い論評も載っています。
曰く、「党内の、内なる民主化」へのあくなき取り組みについて、みたいな話なのですが、胡錦涛主席も認める中国政府の課題として、政権内部の自浄性が低いこと、競争原理が取り入れられていないこと、旧態依然足る党の序列が活きており、高位の人間が独占的に権限を有していること、主席と言えども国内に対してモノが言えるほど党内に対してモノが言えるわけではないこと、2012年に引退のレールが敷かれているまでのあいだ、チベットウイグル問題、インターネット上のさまざまな発言機会などを規制することでしか安定は望めないこと。。。

何でか知りませんが、日本のメディアにはこのような切り込みを入れた報道が少ないように感じられます。知ってても、隣人の嫌がることは書かない、みたいな自制なのかな?

で、苦笑を禁じえないのが中国には「内なる民主化を導入することで、日本の自民党のように長期安定政権を目指すことが出来る」と考える楽天家もいるのだそうで、自民党は彼らの理想?目標?なのかもしれません(だとすると、落選した大物議員には国際協力の専門家として中南海へ赴任してもらうという道があるかもしれませんね、いや冗談ですけど)。

COP15で物別れに終わったのもお互い様なら、内なる政治で苦労するのもお互い様と思えば、少しは相手のことを知る必要があるように思うのですが、このあたり日本のメディアの方々はいかがお考えなのでしょうか?いや、実はメディアは判っていて、ことによると政権中枢がさらに「そう考えてない」のかもしれませんけど。

12月19日号のLeadersには、中国政府の現状に関する興味深い論評も載っています。
曰く、「党内の、内なる民主化」へのあくなき取り組みについて、みたいな話なのですが、胡錦涛主席も認める中国政府の課題として、政権内部の自浄性が低いこと、競争原理が取り入れられていないこと、旧態依然足る党の序列が活きており、高位の人間が独占的に権限を有していること、主席と言えども国内に対してモノが言えるほど党内に対してモノが言えるわけではないこと、2012年に引退のレールが敷かれているまでのあいだ、チベットウイグル問題、インターネット上のさまざまな発言機会などを規制することでしか安定は望めないこと。。。

何でか知りませんが、日本のメディアにはこのような切り込みを入れた報道が少ないように感じられます。知ってても、隣人の嫌がることは書かない、みたいな自制なのかな?

で、苦笑を禁じえないのが中国には「内なる民主化を導入することで、日本の自民党のように長期安定政権を目指すことが出来る」と考える楽天家もいるのだそうで、自民党は彼らの理想?目標?なのかもしれません(だとすると、落選した大物議員には国際協力の専門家として中南海へ赴任してもらうという道があるかもしれませんね、いや冗談ですけど)。

COP15で物別れに終わったのもお互い様なら、内なる政治で苦労するのもお互い様と思えば、少しは相手のことを知る必要があるように思うのですが、このあたり日本のメディアの方々はいかがお考えなのでしょうか?いや、実はメディアは判っていて、ことによると政権中枢がさらに「そう考えてない」のかもしれませんけど。