新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

JALは?

1月2日号、Businessのページでやっぱり気になるのはJALについての記事です。日本のメディアが取り上げている以上の情報はないと思うのですが、不気味なのは一週間も経つのに読者コメントがないこと、でしょうね。

それくらい、JALの破綻というのは日本企業らしくない。ムダの排除が出来なかったとか、行政に追随したとか、組合との関係を清算出来なかったとか、海外で伝説化している日本の強みの、どの一つも発揮できずに再生措置を受けるなんて。

実は親子二代、ここ20年以上に渡りJALマイレージプログラムのお得意様(JGC)になっていたのですが、さすがに今度と言う今度は今までのように何もなかったような顔をしているわけには行きそうもありませんね。

成田空港第二ターミナルの出国検査場には、JALに登場するVIPだけが通れる通路があります。あるいは全国の主要空港に設置されているサクララウンジも、JALならではの施設だったのですが、法的整理を受けて経営の建て直しをするプロセスにおいては当然見直されるものと思います。かつてスイス航空が破綻したときも、私はマイレージプログラムの会員だったのですが、それまでに稼いだマイルなどあっさりと反故にされたことを思い出します。