新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

どうにか、こうにか

4月3日号がWebで流れています。
まずはLeadersから。

ついに、というか世界経済危機から1年半、ようやくアメリカ経済に復調の兆し、と言う記事が(おそらくは期待感も込めて)トップです。オバマ大統領も、健康保険問題が片付いた勢いというわけではないでしょうが、経済面でのキーワードが"Rebalancing"ということで、借金と消費のアメリカから貯蓄と投資、生産のアメリカへという流れが明快になってきたようです。いつに変わらず人民元の切り上げを求める意見も強く前面に出ていて、一部読者コメントにはやれケインズ的だの資本主義との乖離だのという批判もあるにはありますが、大数観測的に言って100年に一度の経済危機から2年かからずにここまでやってこれたというのはさすがアメリカと言うしかないと思います。

その他、モスクワの地下鉄テロの件、中国と日本にはさまれつつも気を吐く韓国経済と財閥、欧州大陸と今ひとつ呼吸が合わない英保守党・キャメロン党首、軍事政権との軋轢により政治活動から遠ざけらつつあるミャンマーの反政府勢力についてなど。

そういえば、株が上がって為替も円安に振れつつあります。アメリカが宗旨替えして世界経済が良くなるなら、ここは日本も付き合いどころだと思うのですが、さて、はとぽっぽは大丈夫かな??