新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

はじめての

4月10日号のBriefingは、近々総選挙で南北の分離が実現すると予想されているスーダンについて。2005年に調印された停戦規定にある選挙が予定通り行われれば、今でも南と北で異なる政府が存在している状況が追認され、晴れて平和裏に別の国になることが見込まれるのだそうですが。

一つ問題になるのは、北の政府が抑えている地域の西のほうは、かつて虐待が行われたダルフール地方です。おそらくは北側に属するのでしょうけれど、果たして停戦は継続するのか?
The Economistは、比較的楽観的な見方をしているようですが。

もう一つ、黒人中心の南部は資源も無く、独立したからと言って劇的に状況が改善するという期待はおよそ抱けない状況にあるはずです。

いずれにせよ、国際的にもチェコとスロバキア東チモール(後者は随分と内戦めいたトラブルが続きましたが)に続いて話し合いによる分離独立の例となるわけで。特にアフリカにとっては初めての経験、ということになるはずです。さて。