新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

こんどは水です

出張で、ちょっと間が空いてしまいました。日本を遠く離れても、なんとかコンスタントに書き込みたいとは思っているのですが、やはり何かと大変です。

さて、まずは5月15日号特集のおさらいから。
新興国の銀行が健闘しており、主だった成長市場(中国やインド、ブラジルなど)では地元銀行が圧倒的な支店網や堅実な経営で市場を支配しており、外資には割り込むチャンスが大変すくないこと、ただでさえリーマンショックで大変な先進国金融機関にとって、成長機会への参入が難しいのは残念な話かもしれませんが、見方を変えると新興国の成長を持続性あるものにしてゆく上で、金融インフラについては基本がしっかりしてきている、という見方が出来ると思います。ただし、ということでしょうが、今後予想される急激な成長に金融機関がついてゆけるのか、また国家権力との関係をどのようにバランスを取って行くのかが大きな課題、ということだそうです。

それでは5月22日号に目を向けてみましょう。
Leadersは、人工生命の幕開けについて、続くユーロ危機について、タイの政治的混乱について、水について、グーグルやフェイスブックで問われるぷらいばしーについて、というラインナップになっています。さらに水については今週の特集記事となっていまして、真水という限られた資源の世界的需給について興味深そうな題の文章が並んでいます。中国の経済指標にもちょっと興味が向きますが、まずは明日以降、水についての記事を読んでみたいと思います。