野獣の、深き眠り
6月5日号、Finance and economicsのページには、日本の金融政策についての意味深な記事が載っています。日銀が計画している分野特定の銀行向け超低利融資に言及、この国の政治家は企業家のアニマルスピリットを刺激するのに中央銀行に依存している、と皮肉っているのですが、分野別支援などミクロの話は対応したがらない白川総裁にこの話を飲ませたのは、やはり首相に就任した菅元財務大臣なのでしょうか。
いずれにしても、銀行に貸したとたんに国債などを中心としたリスク回避型の運用が選択されて終わり、景気刺激には繋がらないのでは、との見方をThe Economistもしています。
野獣を目覚めさせ、野に放つには減税が一番だと思うのですが、いかがでしょう。