新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ダグアウトのドラッカー

7月3日号のBusinessには、今日本で話題の「もしドラ」(もし高校野球部の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら)についての囲み記事が、本の表紙の写真と一緒に出ていました。

本がベストセラーになったこと、そしてその影響でドラッカーの著書までが一気に売れ出していることは、The Economist的に言うとresonate(鳴り響いている)だそうですが、残念ながらドラッカーのアドバイスはこれまであまりheed(従う)されずに、多くは日本というタコツボに縮み上がったままだったとも。女性の活用を含めて日本がその気になれば、それこそがドラッカーからの最高の贈り物になるだろう、とのご託宣ですが。

ちなみにダグアウト、とは野球のベンチの別名ですが、辞書によると塹壕に作られたコンクリート構造物を指し示すコトバだそうで、おそらくは軍隊用語から来ているのではないかと推察されます。