新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

元気を出して、ヨーロッパ。

ネットでは7月10日号が流れています。表紙はくにゃりと曲がったエッフェル塔です。Leadersのトップも、「何かヨーロッパを元気付けられるか?」というもの。たしかに今、ヨーロッパを巡る明るい話題と言えばサッカーくらいではないかと思われます。しかも、ヨーロッパに言わせれば勝って当然のワールドカップなので、あまり追加的な刺激要素にはならないわけで。

30年位前まででしょうか、欧米と言うコトバが意味するその他とのギャップは大変なものがあったように思います。日本は今の中国かそれよりもっと新鮮な存在だったかもしれませんが、それだけに欧米とそれ以外、を語るときには外数として扱われていたように思います。最近ヨーロッパに元気がないのは、もちろん経済面の不振が大きいわけですが、でもそれ以上にその他とのギャップが縮小しつづけるというトレンドが定着したから、そしてその状況についてヨーロッパが自力で打開できる状況にはないから、であるような気がしています。来週は忙しくなるのですが、可能な限り時間を使ってこのあたりを見てゆきたいと思います。