新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

虫けらたちの国会

いささか刺激的なタイトルですが、Diet of wormsとは、7月17日号のLeadersの一ページを飾った参院選後の日本の政局に関する記事のタイトルです。

ねじれ国会も、民主党の惨敗も、詰まるところ大局的には良い方向へ向かう変化ではないか、The Economistはそのように読み解いています。それとあわせて考えると、虫けらもしくはミミズにも喩えられた参院選の位置づけがおぼろげにも見えてこようと言うものです。

ではここで、The Economistが言いたかったことは何なのか?

私見ですが、たとえ政権党がいずれになろうとも、小手先・日和見・先送りの政治を繰り返す限り、民心は与党を支持せず、いかに民主党が開き直ろうとも早期の衆院選は不可欠になってくるのではないかと見ています。そのような民意が明らかになったと言う意味において、今回の参院選が政治家に伝えるメッセージは極めて明白だったのではないかと思います。