新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

銀行の松竹梅

8月7日号のFinance and economicsですが、好調な成績をおさめるブラジルの銀行とその理由について、成長著しい大企業への優先的融資、というあたりは昭和の日本がダブって見えたのですが、アメリカの銀行がV字回復を見せ付ける中、リーマンショックの落ち込みでは厳しいと言えどもアメリカほどではなかったはずのヨーロッパの銀行が未だに低空飛行をしているという記事もあって。こちらは平成の日本を髣髴とさせる「政府依存」が匂う記事の内容となっていました。

いや、銀行にも良し悪しがあって、差は歴然です。でもそれが、将来的な成功を保証するものではないことを、私たち日本人は肌に残る記憶として経験したわけで。問題は、それをどうやって強みの資産に変えて行くかということなわけですけど。