新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

25年目の技術革新

8月7日号のScience and technologyには、音波探傷装置の進化によって、航空機のアルミ部材に発生するマイクロレベルの断裂や金属疲労などを探知する技術についての記事が出ています。Asisと呼ばれるこの技術がもしも存在していれば、御巣鷹の日航機事故はなかったかもしれない、といったところで25年前の話ですから、やや時間差がありますが。

あの翌日、出張先から帰国した私は本来ならお盆で混んでいるはずのJALでそのまま帰省したのですが、案の定機内がガラガラだったことを覚えています。事故原因は、修理用のプレートが逆につけてあったために発生した金属疲労、というふうに記憶していますが、当時はそんな検査技術なんてすぐにでも手に入りそうなイメージでおりました。意外にも長く時間がかかったな、という感じでこのニュースを読みました。