新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

天の川とは違って

だいぶご無沙汰してしまいました。今日は久しぶりに仕事の合間に。

さて、8月21日号です。ざっと見てみると、中印の競合やパキスタンの洪水についてなど、興味深い話が多く、後半にはJapan as number threeという題の日本についての記事も載っています。

で、その中で一つ興味を引いたのはLeadersに出ていた人工衛星起源のゴミ(Debris)をどうするか、と言うお話です。提案されていたソリューションとして最も有効と思われるのは自爆、もしくは減速して大気圏突入し、燃え尽きるようなシステムを組み込むこと、だそうですが、大変高価なロケット打ち上げの対価を少しでも回収するために、これらのシステムを乗せることはどの国も乗り気ではないだろうとのこと(そんな余裕があったら少しでも搭載スペースを売ってコストを回収したい)。今一つは現在漂っているゴミの破壊ですが、それをやり始めると今度は宇宙戦争云々の話が出てくるためあまり現実的ではないのだそうです。The Economistが勧めるのは、そのために新しい国連機関を作ったら?という話で、悪くないアイディアだと思うのですが、低コストでやれる仕組みができたら良いなと思いつつ読みました。

夏の夜空というと天の川ですが、こう暑いと星を眺める気分にもなりにくいかもしれませんね。さらに暑苦しいゴミの話で恐縮でした。