新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

世界は動く

出張やら何やらで、半月以上ご無沙汰してしまいました。

さて、遅ればせながら10月16日号です。Leadersは通貨安の競い合いになっている感のある世界通貨市場について(無制限な通貨安が世界経済の収縮を招き、第二次大戦に繋がったという記憶もあり、この話題は結構ヘビーです)、BSkyBの買収劇について、北米の麻薬と治安について、イスラム法と民主主義について、公的年金とその損失について、となっています。全巻をざっと見渡しても話題の中心はどちらかというとアメリカ(そしてヨーロッパ)にとっての関心事項である経済基盤の回復について、という感じですね。東アジアと中国をめぐるきな臭さ、インドと周辺国の対立、東欧とロマ人、イラン問題、中東和平その他にもそれなりのページ数は使っているのだと思うのですが、どうしてもトップ記事にはならないようで。

その意味ではまだ世界は動いているということなのだろうと思います。明日からまたじっくりと読んでゆこうかなと思います。