新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ようこそ中国

11月13日号がネットで流れています。

今週は特集記事こそないものの、資源開発やインドの低価格自動車など、興味深い話題を取り上げた記事がいくつか目につきます。

まずはLeadersですが、国際市場における中国資本の動向と将来展望、商品市況とトレーダー、漸進的な改革が進むラウル・カストロのキューバ、オバマがインドの参加に支持を表明した国連安保理改革、「受給者があまりに多すぎる」ことが問題だというイギリスの社会保障システム見直しについて、という内容となっています。このうち、やはり最もコメントが多かったのが中国資本に対する歓迎を表明した最初の記事ですかね。政治になると、The Economistはほぼ全くと言ってよいほど中国への猜疑心を隠さないのですが、経済は別というわけで、日本もそうですが中国マネーを健全な形で取り込むにはどうすればよいか、という視点での議論が出来そうです。コメントにはむろん、政治体制の変革が必須という意見が見られましたが、結果としてそれが付いてくる方向へ、粘り強く話をしてゆくということしかないのかな、という気がしております。