新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

印刷と創造

2月5日号のLeadersです。日本から見ると、エジプトの政変は一大事のようにも見えるのですが、意外にも今週のThe Economistはトップ記事として立体印刷の技術に関する割とのんびりした記事が出ていまして、エジプトはなんと3番目です。トップは立体的に印刷できるシステムにより、世の中に存在する立体物は一個ずつ再生産できるようになったと言う話。細かな傷やたわみも再生できるため、たとえばバイオリンの名器もそっくりそのまま再生できるのでは、という話ですが、さて。。

続いて天然資源景気に沸くアフリカと、政治のインフラが整っていない分だけ汚職が助長されることに関する危惧について。さらにエジプト問題、そしてユーロ圏の国家(地域)経営について、と言う流れです。

めずらしく日本についても相撲の記事と、さまざまな支援の結果生き残ってしまったかつての名門企業についての批判記事という2本が載っています。

三次元印刷で、すでに存在している立体的存在の再生コピーが「印刷」できるというのもややSF的に聞こえるのですが、ことによるとプリンタ各社はすでに対応できる技術を蓄えているのかもしれませんね。日進月歩。